ベランダのすみれ2017 その2

本格的なすみれの季節を迎え、我が家のベランダでも次々とすみれが咲き始めました。

   ヒゴスミレ
   ヒゴスミレ ミヤマスミレ類
   丸弁のヒゴスミレです。

   フイリヒナスミレ
   フイリヒナスミレ ミヤマスミレ類
   紅色がかったヒナスミレです。

   マキノスミレ
   マキノスミレ ミヤマスミレ類
   シハイスミレの一系で葉が細く立ち性です。

   ヒメミヤマシハイ
   ヒメミヤマシハイスミレ ミヤマスミレ類
   ヒメミヤマスミレとシハイスミレの交雑種だと思われます。種から育てました。

   フイリミヤマスミレ
   フイリミヤマスミレ ミヤマスミレ類

   シマジリスミレ
   シマジリスミレ ウラジロスミレ類
   沖縄のすみれです。冬も葉を残したままでした。

   オトメスミレ
   オトメスミレ タチツボスミレ類
   純白の花弁に距が紫色や紅色が入ったタチツボスミレです。

   コタチツボスミレ
   コタチツボスミレ タチツボスミレ類
   小型のタチツボスミレの変種ですが同定は難しいです。準白(白花に紫条が入った)のものです。

   フイリエナガミヤマスミレ
   フイリエナガミヤマスミレ 交配種(リュウキュウシロスミレ×フイリミヤマスミレ)

   スズキスミレ(薄紫小型)
   スズキスミレ 交配種(スミレ×ヒゴスミレ)
   薄紫小型の花で花付きが良いです。

   エドスミレ(淡紫芯濃)
   エドスミレ 交配種(スミレ×エイザンスミレ)
   淡い紫で芯の濃い花です。

   カスガスミレ
   カスガスミレ 交配種(ツクシスミレ×スミレ)
   淡い紫で小型の花を良く咲かせます。

ベランダのすみれ2017 その1

多摩丘陵ではアオイスミレを初めとしてタチツボスミレ、コスミレなどが咲き始めていますが、我が家のベランダでも早咲きのニオイスミレやタチツボスミレなど、次々と開花してきました。

    マンシュウスミレ
    マンシュウスミレ ミヤマスミレ類 東アジア冷温帯に分布
    日本のすみれの代表’スミレ’の学名は Viola mandshurica(満洲のスミレ)だが、こちらの学名は Viola dissecta。ナンザンスミレの近縁だが、葉の切れ込み方が異なる。

    シチトウスミレ
    シチトウスミレ タチツボスミレ類 海岸性のタチツボスミレの変種

    アツバエドスミレ(二色)
    アツバエドスミレ(二色) 交配種(アツバスミレ(二色咲)×エイザンスミレ)
    エイザンスミレが入っているので花も葉も全体的に大柄、この写真では分かり辛いがアツバスミレ(二色咲)の影響で上弁が白っぽい。アツバスミレは海岸性のスミレの変種

    ミセズ・R・バートン
    ミセズ・R・バートン ニオイスミレ類 芳香
    ニオイスミレの栽培品種。ニオイスミレはヨーロッパ原産で名前の通り強い芳香があり香料原料として栽培された。日本のアオイスミレは近縁だが香りはない。また、ニオイスミレの仲間でもスルフレアなど匂わないものもある。
    

    マダム・アーマディン・ペイジ
    マダム・アーマディン・ペイジ ニオイスミレ類 芳香

    アルバ・アルバ
    アルバ・アルバ ニオイスミレ類 芳香

    ビオラ・オドラータ×ヒルタ
    ビオラ・オドラータ×ヒルタ  ニオイスミレ類 交配種 (ビオラ・オドラータ×ビオラ・ヒルタ) 

    パルマスミレ
    パルマスミレ ニオイスミレ類  芳香 ビオラ・アルバの八重咲変異

花屋さんのすみれ

花屋さんで早くもすみれを見つけました。おなじみの栄花園さんのすみれです。濃紫のスミレやスミレ’ひむれ’、’ゆうぎり’、シロバナノジ、ピンクのアカネスミレ、ヒゴスミレ、フイリゲンジなどが並んでいました。赤紫のコスミレが気にいったので1株購入しました。

   花屋さんのすみれ
   フラワーショップ京王 京王永山店

   コスミレ1
   購入したコスミレ

我が家のベランダでは早咲きのニオイスミレが花をつけ始めていますが、ほとんどのすみれはまだまだ先になります。コスミレが加わってすこし華やかになりました。

   コスミレ2

   コスミレ3

   コスミレ4

ベランダのすみれ2016 その3

交配種
自然交雑したすみれを見出すことはすみれ散策の楽しみでもありますが、人工的に交配し、選別された美しく育てやすいすみれを育てる楽しみもあります。交配種は自然界で見出された組み合わせを参考にしたものの他、分布や開花時期が異なるため自然界ではありえない組み合わせもあります。また、両親の種が異なるため、基本的に子供は作られず、株分けや根伏せなどにより増やします。

    ヘイリンジスミレ(薄紫細弁)
    ヘイリンジスミレ(スミレ×ヒメスミレ)
    最初に発見された埼玉県の平林寺の名前にちなんでいる。染色体数はスミレ(2n=48)、ヒメスミレ(2n=48)

    ミヨシスミレ(薄桃葉黒)
    ミヨシスミレ(ヒカゲスミレ×スミレ)
    葉の表面に黒褐色が入っているため、片親はハグロスミレ(ヒカゲスミレ)と思われる。染色体数がスミレ(2n=48)、ヒカゲスミレ(2n=24)のため、スミレの形質が強く出ている。

    フイリエナガミヤマスミレ
    フイリエナガミヤマスミレ(フイリミヤマスミレ×リュウキュウシロスミレ)
    フィリミヤマスミレ(2n=24)、リュウキュウシロスミレ(2n=72)のためリュウキュウシロスミレの特徴を強く引き継ぎ、花梗が高くなる。

    カスガスミレ(うす紫)
    カスガスミレ(ツクシスミレ×スミレ)
    無茎種のスミレ(2n=48)と有茎種のツクシスミレ(2n=26)の組み合わせ。小型の花をたくさん付ける。ツクシスミレはほふく茎が横に広がるが、スミレの形質を受け継いでいるため姿は良い。

    サツマスミレ
    サツマスミレ(ヤマツクシスミレ×ニョイスミレ)
    有茎種同士の交配でほふく茎が横に広がる。ニョイスミレ(2n=24)

    スズキスミレ(薄紫小型)
    スズキスミレ(スミレ×ヒゴスミレ(ナンザンスミレ))
    昭和初期に横浜の鈴木吉五郎氏により園芸目的に交配された組み合わせで、品種名は氏の名前にちなむ。自然界でも稀に見出されているとされる。ヒゴスミレ(2n=24)

    キクバイシガキスミレ
    キクバイシガキスミレ(ヒゴスミレ(ナンザンスミレ)×イシガキスミレ)
    今年初めて見る花だが、イシガキスミレ(2n=22)とキクバ系スミレ(2n=24)の中間的な葉の形をしていて面白い。

    ミスズスミレ’雪千鳥’
    ミスズスミレ’雪千鳥’ (ミミズ系交配種)
    ミスズ系交配種は、スミレとヤクシマスミレ(2n=22)やヤエヤマスミレ(2n=22)の南西諸島原産の小型のすみれを親とした交配種。大輪丸弁の白花だが花弁の裏には紫色が入る。葉に切れ込みが入るためキクバ系の遺伝子が入っているのではないかと思われる。

    フイリシハイコスミレ
    フイリシハイコスミレ(コスミレ×フイリシハイスミレ)
    花立ちが良く毎年よく咲きます。コスミレ(2n=48)、フイリシハイスミレ(2n=24)

    フイリゲンジシロコスミレ
    フイリゲンジシロコスミレ(シロコスミレ×フイリゲンジスミレ)
    シロコスミレ(2n=48)は朝鮮半島南部、中国(遼寧省)に分布、フイリゲンジスミレ(2n=24)は朝鮮半島、中国東北部、ロシア極東地方に分布。外国産同士の交配です。

    ニオイシハイスミレ
    ニオイシハイスミレ(シハイスミレ×ニオイスミレ)
    シハイスミレ(2n=24)とヨーロッパを代表するニオイスミレ(2n=20)の組み合わせによる交配種です。

ベランダのすみれ2016 その2

神代植物園でのすみれ展も終わり一息ついたところです。すみれ展は天気にも恵まれ盛況でした。我が家のベランダではすみれ展には間に合わなかったすみれ達も次々と咲き始めています。

    タカオスミレ’てんぐ’ ’
    タカオスミレ’てんぐ’
    タカオスミレはヒカゲスミレの春葉の表面が茶褐色を帯びるもの。花後は不鮮明となる。’てんぐ’は葉柄や花梗が特に赤身を帯びたもの。これはすみれ展に出品したものを撮影した。

    ベニバナナンザンスミレ
    ベニバナナンザンスミレ 芳香
    ナンザンスミレはヒゴスミレの母種で中国大陸から朝鮮半島にかけて見られ、日本では対馬だけに分布する。ベニバナナンザンスミレは古くからこの名前で栽培されているが、出所は定かではない。

    ヒゴスミレ
    ヒゴスミレ 芳香
    市販型の丸弁のヒゴスミレ。エイザンスミレが夏葉や実生第一葉が3つに分かれるのに対して、ヒゴスミレは5つに分かれる。

    エイザンスミレ
    エイザンスミレ 芳香
    切れ込んだ葉の幅がヒゴスミレより広い。比叡山にちなんだ名前。

    ヒトツバエゾスミレ
    ヒトツバエゾスミレ 芳香
    エイザンスミレの一系で葉が単葉で、左右対称ではない切れ込みをする。ナルカミスミレはヒトツバエゾスミレの純白花で、発見地の群馬県鳴神山にちなんで命名。

ナンザンスミレグループのヒカゲスミレ、ナンザンスミレ(ヒゴスミレ)、エイザンスミレは近縁のため交雑によりタネを作ることがある。

    ヒラツカスミレ
    ヒラツカスミレ(エイザンスミレ×ヒゴスミレ)
    名称の由来は、望月昇氏が神奈川県平塚市で交配作出されたことによる。これは以前ホームセンターで購入したものの種を取って播種したものだが、親に比べて花色が濃くなってずいぶん美しくなったような気がする。固定していないようで、今度取った種から同じものができる保証はない。

    シロバナヒラツカスミレ
    シロバナヒラツカスミレ
    ヒラツカスミレ’くれない’の純白品種。ヒラツカスミレ’くれない’はベニバナナンザンスミレとエイザンスミレ(大輪)の交雑から選別された品種。

ちなみにスワスミレ(ヒカゲスミレ×エイザンスミレ)、スワキクバスミレ(ヒカゲスミレ×ヒゴスミレ)は稔性が50%以下で、花や葉の形質も様々に分離する。

参考にした本
 田淵誠也 すみれを楽しむ  2005 栃の葉書房
 田淵誠也 すみれ図鑑   1996 栃の葉書房
 鈴木進  原色すみれ   1980 家の光協会
プロフィール

豆太郎

Author:豆太郎
性別:男性
都道府県:東京
自己紹介:
 多摩丘陵をきままに散策しています。すみれに魅せられて自分でも栽培しています。

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